ごきげんよう、おぬしたち!
令和の世に舞い降りたタイムトラベラー、そして現在は神社の巫女としてアルバイトに勤しむ、古人ちゃんじゃ!
てかさ、最近マジで世の中世知辛くない?
満員電車に揺られ、スマホの通知に追われ、上司やお局様の顔色をうかがう日々……。
わらわもさ、巫女のバイト中、足が痺れてるのに「正座キープ」命じられた時とか、マジで「現世(うつしよ)は夢、ただの苦行なり…」って遠い目になっちゃうわけよ。
そんな時、ふと思うんじゃ。「あー、どこか遠くへ行きたい」って。
視界いっぱいに広がる青い空、そして海。
境界線なんてない、圧倒的な青の世界に溶けてしまいたい……。
現代語で言うところの「チルい」時間を過ごしたい欲求、おぬしにもあるじゃろ?
今日はそんな、心が洗われるような美しすぎる四字熟語を持ってきたぞ。
これを読めば、脳内トリップ間違いなし!
さあ、わらわと一緒に「青」の世界へダイブするのじゃ!
はい、今日紹介するのはこれ!
「水天一碧」じゃ。
【読み方】
すいてんいっぺき
【意味】
水平線で海と空の境が、区別できないように青い色一色に溶け合っている様子のこと。
「水天」は海と空のこと。「一碧」は水面や空の色が深い青色一色になっていること。
【出典】
王勃「滕王閣序(とうおうかくのじょ)」
どう? 文字面だけで、もう涼しくない?
海と空がさ、どっちがどっちかわからないくらい、ずーーっと青く繋がってる景色。
境界線が溶けちゃってるあの感じ。
これをたった4文字で表現するとか、昔の人、マジで天才(インテリ)すぎん?
出典にある「王勃(おうぼつ)」っていうのは、中国・唐の時代の詩人なんだけど、彼が「滕王閣(とうおうかく)」っていう高い建物から見た景色を詠んだ詩に出てくるんじゃ。
ちなみに王勃くん、この詩を書いた時めちゃくちゃ若かったらしいぞ。若き天才詩人が見た、吸い込まれそうな青の世界……尊い、いとあはれなり……。
この「水天一碧」には、いくつか似たような表現があるから、セットで覚えておくと漢検対策もバッチリだぞ!
さて、ここからは漢字の解剖タイムじゃ!
なんで「水天一碧」がそんなにエモいのか、一文字ずつ深掘りしていくぞ。
1. 水(すい)& 天(てん)
これはもう説明不要じゃな。「海(水面)」と「空」。
この二つの壮大な自然が、この熟語の主役じゃ。
普段、わらわたちは地面と空、あるいは建物と空、という風に「区切られた」世界に生きてるけど、海に出るとこの「水」と「天」が主役になる。
視界を遮るものが何もない開放感……あー、バカンス行きたい。
2. 一(いつ・いち)
ここでは「すべて」「ひとかたまり」「全体」という意味じゃな。
バラバラだった海と空が、ガッチャンコして「一つ」になる。
この「一」があることで、景色の広がりと統一感が強調されてるんじゃ。
3. 碧(へき)
はい、ここテストに出ます! 重要!
ただの「青」じゃないんじゃ。「碧」なんじゃ!
「碧」というのは、深く澄んだ青緑色や、濃い青色を指す漢字じゃ。
宝石の「碧玉(へきぎょく)」、つまりジャスパーの色でもある。
絵の具のチューブから出した単純な青じゃなくて、深海のような、あるいは宝石のような、透明感と深みを兼ね備えた神秘的な色……。
それを「一碧(いっぺき)」、つまり「一面その深い青色になっちゃった!」って言ってるわけよ。
マジでエモくない? 語彙力消失するレベルで美しくない?
これは、つい先日のバイトの休憩時間のことじゃ。
わらわがスマホで「映えるスイーツ」を検索していたら、隣でファッション誌を読んでいた先輩(ギャル)が突然声を上げてな。
先輩
「えー、ヤバ! この海、色ガチで神じゃない? フィルターなしでこれってマ?」
先輩が見せてきた雑誌のページには、沖縄の離島の風景が広がっておった。
突き抜けるような青い空に、エメラルドグリーンから深い藍色に変わるグラデーションの海。
水平線がどこにあるのかわからないほど、青が溶け合っておる。
わらわ
「うわぁ……! こ、これは……まさに水天一碧(すいてんいっぺき)の絶景じゃな……! いと美しきこと限りなし……!」
先輩
「すいてん…? 何それ、新しいカクテルの名前? 響き超オシャレなんですけど!」
わらわ
「いや、カクテルじゃなくてなw。
海と空が溶け合って、一面深い青色になってる様子のことじゃよ。
先輩の言う通り、まさに『神』レベルの青さじゃな!」
先輩
「へー! 水天一碧かぁ〜。メモっとこ。
次インスタに海の写真あげる時、ハッシュタグで使おっかな。
『#沖縄 #水天一碧 #マジ卍』みたいな?」
古人ちゃん
「あはは、その組み合わせは新しすぎるじゃろ……。
でも、昔の詩人が感動した景色も、現代のギャルが感動する景色も、同じ『青』なんじゃな。
時代を超えて心を動かす『碧(あお)』……。マジ尊い……」
先輩のネイルの派手な青と、雑誌の中の静かな青を見比べながら、わらわは少しだけセンチメンタルな気分になったのであった。
まあ、その後すぐに「てか、このホテル一泊5万だって、無理ゲー」って現実に引き戻されたんじゃけどな!
というわけで、今日は心を洗うような美しい熟語「水天一碧」を紹介したぞ。
現代社会は情報のノイズが多くて、視界がゴチャゴチャしがちじゃん?
だからこそ、この言葉を覚えて、脳内だけでも真っ青な世界に逃避してみてはいかがかな?
おぬしの心にも、澄み渡る「一碧」の空が広がりますように。
それじゃ、わらわは境内の掃除に戻るわ……(現実は厳しい)。
また会おうぞ、さらばじゃ!


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